課題の量ってどのくらい?イギリスのTESOL大学院生の場合

WEEK3に入りました。
噂にきいていた通りのリーディングの量、わかってはいたものの、なかなか慣れません(白目)

というのも、文献を1回読むだけでは理解できず、結局2〜3周するはめになるので、ページ数や冊数では測れない目に見えない重さがあります。

先日はたった3ページの文献を理解するのに3時間くらいかかりました。(私だけだと思ったらクラスメイトも似たようなことを言っていたので、少しだけ安心しました。)

リーディングをこなさないと少ない自信がさらに底をつき、授業中に発言なんて、できたもんじゃありません。


リーディング(課題)が終わらない

授業内容がわからないOR表面的にしかわからない


自信なくす


辛い



読みたくないし終わらない



これがいわゆる大学院留学生が陥りがちな悪循環なのでしょうか・・・この沼にハマったまま時間がたってしまったら・・・考えるだけでも恐ろしい(涙)


さて、そんなことでくよくよしている私が、今日は久しぶりに授業で手を上げて発言し、それだけで成長を感じて元気がでてきたので、

レディング大学のTESOL大学院生の場合の、

  • クラスの大きさ
  • 授業について
  • 課題の種類や量について

について、ブログを書くことにしました。



クラスの大きさ

TESOLはApplied Linguisticsとほぼモジュールがかぶっているので、一緒にいることが多いです。数えていないので正確にはわからないのですが、両方合わせて40人くらいでTESOLのほうが多そうです。結構大きいグループだなという第一印象でした。みんなで集まってなにかする、といったイベントがないのもありますが、3週間たった今も名前もわからなければ話していないクラスメイトもいるくらいです。

国籍でいうと、中国・アラブ首長国連邦・サウジアラビアあたりが多い気がします。日本人は私を入れて3人。タイも3人くらいいる感じ。あとは、香港、ギリシャ、キプロス、クウェート、カンボジア、イスラエル、イギリス、アメリカあたりから1~2人ずついる感じでしょうか。韓国人が見当たらないのか意外でした(もしかしたらいるかもしれないけれど)。



授業について

まず、レディングの1年は、10~12月の秋学期、1~3月の春学期、4~6月の夏学期+夏休み(というなの自習期間)の3つの期間に大きくわけられます。

1  秋学期 2つの必修科目+1つの選択科目
2  春学期 2つの必修科目+1つの選択科目
3  夏学期+夏休み 卒論執筆またはポートフォリオ作成(私は後者です)

という感じ。

※ポートフォリオ:教授経験が少ない(またはまったくない)人向けのもので、授業を考えたり模擬授業をしたりするコースです。私は教授経験が少ないのでこちらを選択しました。


1つの学期に、授業が3科目しかないという、驚きの少なさ!!

1科目2時間~4時間のレクチャーなので、学校で先生の話を聞いたり議論する時間は9時間/週しかないんです。私は、それにくわえてAcademic English を学ぶ授業を3つほどとっているので、+6時間で15時間/週です。

ひとつの科目ごとの値段とか計算したくないですね。笑

(もちろん他の学科の授業も相談したら受けられますが、そんな余裕はないです。)


▼科目はこんな感じです

秋学期必修・Second Language Learning Principles(3時間)主にSLAに関する理論を学び、議論します。レクチャーと少人数でのゼミの2段構成です。
・Foundations of Language Study(4時間)PhonologyとGrammarのクラスに分かれています。2時間ずつです。

秋学期選択 ※以下から1つ選択。聴講も可能・Approaches to Discourse Analysis

・Corpus-based approaches to language description

・English in the World

・Intercultural Communication

・New Technologies in Language Learning and Teaching(2時間) ←これとってます

英語学習におけるICTの活用について扱っています


春学期必修
・Research Design Methods・Issues in Language Skills Teaching

春学期選択 ※以下から1つ選択。聴講も可能
・Language Testing Principles・Teaching Young Learners
・Issues in Bilingualism

・Language and Migration

・The Teaching and Learning of Vocabulary




課題の種類や量について


気になる課題の量ですが、具体的にいうと、1つの授業につき1週間で読む文献が2~4種類あることが多いです。

本まるっと1冊というよりは、授業に関連するチャプターや記事が指定されることが多いです。ページ数的には、1つにつき10~30ページ。ので、各授業ごとざっと60ページくらいです!だいたいオンラインで読めます。本買わなくていいので、この時代に生まれてよかったと思います(金銭的に)。


なんだ大した量じゃないじゃん!!と、思ってしまいそうですが、冒頭にも書いたように


理解するのにかなり時間がかかる(しかも英語)


どの授業も、文献を理解しているかどうか測る簡単なテストやワークシートも一緒に配られます。このリーディングガイドがないとどうやって読んだらいいかわからないことが多いので本当に助かります(涙)

1単位あたり10時間の勉強時間が期待されるそうです。1科目、だいたい20単位与えられるので、1科目あたり200時間の勉強時間が必要ということになります。そのうちレクチャーの時間を引くと、180時間。3科目受講しているので540時間の自習時間を確保しないと行けない計算です。


1学期は11週間あるので、だいたい50時間/週、7時間/1日あたりの自習時間が期待されているということ!


1日でもロンドンとかに遊びに行っちゃったらもう挽回がかなり大変なんですよ・・・(涙)

週末泊まりで遊びに行くとか夢のまた夢ですね(行きたい気持ちすらないのでいいですけど)


1年間、勉強だけしてていいよという贅沢な時間を買い物したと思っているので、無駄にしないよう、がんばりたいと思います(涙)


全然関係ないですが、大学の自習室に犬がいてびっくりしたので載せておきます。

とってもおとなしくて部屋を出るときまでいることに気づきませんでした。

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